台湾子連れ珍道中:「いざバリ島へ!」のはずが、まさかの、、、 vol.1

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前回からの続き
 
 
 
 
 
台湾4日目の朝。
 
 
昨晩セットした目覚ましの必要もなく清々しい気持ちで目を覚ますことが出来たのは、この4日間で妻のインフルエンザが沈静化したからだろうか。いや、今日がバリ島へ発つその日だからだろう。
 
 
今回の旅の目的は友人家族たちとバリ島で過ごすことだ。
 
 
諸事情で当初の予定を2週間も遅らせていた僕たち家族は、今か今かとバリ島へ降り立つ日を待ち焦がれていた。今日がその日だ。
 
 
 
飛行機に乗り遅れぬようわざわざ空港近くで宿を取り、送迎のシャトルバスも出発の3時間前に着くよう手配済みだ。
 
 
朝の6時。
 
 
娘たちをそっと起こすが、まだ眠たそうな目を擦って半分夢見心地だ。こうなる事を予想して娘たちの洋服は昨晩の内に着替え済み。そのまま出発できるようにだ。
 
 
すでに荷物を背負っていた僕と妻は娘を抱っこして、下に待機させてあるシャトルバスへと乗り込んだ。
 
 
まだ薄暗い町に無数のバイクのライトが流れては遠くなる景色を車窓から眺める。
 
 
 
「いよいよ今日バリ島へ降り立つことができる。」
 
 
この4日間で台湾を満喫した僕たちは一路バリ島へと一気に気持ちが盛り上がっていた。
 
 
7時。
 
 
空港へ到着すると予想以上の人混みに少し驚いた。
 
 
空港の至る所に鳥の絵と「謹賀新年」と掲げられたポスターを見て、この混雑が春節によるものだと理解した。
 
 
国民全員が大移動すると言われる春節は、ここ台湾でも一年で一番のビックイベントだ。
 
 
幸いにもまだ火曜日だったため空港の混雑はそこまで不愉快なものではなかったが、この週末には動く隙間も無くなるほど混雑するようだ。
 
 
 
人混みを逃げるように僕たちはチケットカウンターへとたどり着いた。
 
 
 
まだ出発まで3時間あるが、早々にチェックインを済ませ搭乗ゲート付近でゆっくりしよう。
 
 
チケットとパスポートをカウンター越しに出す妻を少し離れた場所で見ていた僕と子供たちは、何やら話し込まれている妻の不安そうな表情に悪い予感がした。
 
 
 
「4日前に検疫で引っかかった件だろうか?」
 
 
何か特別な手続きが必要なのかもしれない。
 
 
 
 
そう思ってかけ寄った僕にスタッフは予想外の言葉を浴びせた。
 
 
 
 
「This passport cannot go to Denpasar.」
 
 
そう言って手に持っているのは、長女(5歳)のパスポートだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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