台湾子連れ珍道中:飛行機降りてスタートダッシュ!…のはずが、まさかの検疫所!?

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「子連れ旅はスタートダッシュが肝心。」
 
 
これは経験を元に学んだ子連れ旅の鉄則で、その後の旅の運命を決定づけるものだ。
 
荷物を最小にまとめるのも、それを預けず機内に持ち込むのも、飛行機を降りてからノンストップで目的地に繰り出すためだ。
 
 
入国審査やラゲッジクレームなど空港では「待つ」ことが多い。
 
すると子供たちがだんだんとダレてくる。
 
子供たちがダレてくると親にイライラが募り、家族間の空気が殺伐としてくる。
 
子供たちはその雰囲気に更にダレて、、、
 
といきなり旅の初っぱなから負のループを喰らうことになる。
 
 
僕はそれが嫌いだ。出来れば避けて通りたいと願う。
 
 
 
今回も準備は完璧だった。
 
2歳と5歳の幼児連れ4人家族の約1ヶ月旅行にしては、かなりコンパクトに荷物をまとめたつもりだ。
 
もちろん機内持ち込みのバックパックが2つ。重さは約17kg。
 
次女とほぼ同じ重さの荷物は、おとな一人で十分運ぶことができる。
 
唯一不安だった次女の容態は、出発10日前に発症したインフルエンザが2日前に沈静化し、平熱にまで下がった。本人も元気を取り戻した様子にホッと胸をなでおろす。
 
 
 完璧だ。
 
 
 
台北の夜景を見下ろしながら、着陸後からホテルまでの段取りを頭の中で復習する。
 
機長のアナウンスとともにシートベルト着用サインが消え、僕は瞬時に荷物を背負い通路に待機した。
 
時計に目をやると現地時間で夜の7時。日本では1時間差で夜の8時だ。いつもなら子供たちは寝ている時間帯。
 
他の乗客が支度をしている中彼女たちの顔を見ると、着陸の緊張から解放され表情はいくぶん穏やかだ。
 
 
良い旅になる予感がした。
 
 
少し余裕が出てきたのか、入国審査へと続く廊下ではすでに夕食のことを考えていた。
「ホテルで済ませるのも良いけど、近くの夜市に繰り出しても良いな。」
 
 
 
その時だった。
 
いつもなら気にもせず素通りするだけの検疫所。
 
マスクをつけた2人の検疫官が耳打ちをしている。ひとりの女性と目があった。
 
 
(???)
 
 
次女を連れていた僕は嫌な予感がした。
 
 
モニターを見ていた検疫官がモニター上を指差した瞬間、ひとりがこちらに向かって歩いてくる。
 
 
(!! 次女の熱が再び上がったか!? やばいっ!!)
 
 
僕たちを素通りする検疫官。
 
 
 
(あれ???????)
 
 
 
声をかけられたのは僕たちの一歩後ろを歩いていた妻。
 
 
中国語で何やら一方的に話し込まれている。
 
 
ちょっと離れた場所からその様子を見守る次女、長女、僕の3人。
 
 
 
「パパ、何かおでこに手をあててるよー」
 
 長女の言う通りのジェスチャーをする検疫官。
 
 
「あっ、体温計だー」
 
 長女の言う通り体温計を取り出した検疫官。
 
 
 
虚しく時間が過ぎていき、次の便、またその次の便の人たちにどんどん追い越されていく僕たち家族。20メートル先にある入国審査には、目を疑いたくなるほどの長蛇の列ができていた。
 
何もなければ、もう外でタクシー待ちの列に並んでいる頃だろうな。
 
 
 
「38,3℃」
 
 
残酷にも妻から離れた体温計には、インフル発症のサインが告げられていた。
 
その後書類手続きで更に30分。
 
 
 
やっとタクシーに乗ったのが午後8時過ぎだ。
 
言うまでもなく子供たちはグダグダ、僕たちはクタクタ。。
 
 
 
 
子連れ旅はスタートダッシュが旅の運命を決定づける。
 
 
何だか、ますます良い旅になる予感がしてきた。
 
 
つづく。
 
 
 
 
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