ミッションインポッシブルin台湾vol3:3時間で長女のパスポート更新手続きをせよ!

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気を取り直して3軒目。
 
 
3度目の正直で駆け込んだ店内。プリンターを見つけたがあいにく先客がいる。キャッキャと楽しそうに画面を見ながら写真を選ぶ仲良さげなカップル。
 
 
 
「まぁ、しょうがないよね。」
 
 
 
すぐ終わるだろうとタカをくくっていたが1分、2分、3分と経っても終わる気配がない。
 
 
焦る気持ちから画面をそーっと覗いてみると、なんとカップルは新婚さん。しかも結婚式っぽい写真を次から次へと印刷している。しかもしかも二人の手には束ねられたSDカードが握り締められている。。
 
 
 
「、、、、、」
 
 
 
「そういう大切な写真は印刷屋さんに頼もうよ〜!」と心ので叫ぶも証明写真を印刷しようとしている僕は人のことを大きく言えない。時計は11時10分を指す。幸せなお二人の世界を邪魔したくないが、こちらは時間に追われた観光客。
 
 
 
「よし、申し訳ないがあと5分待って終わらなかったら声を掛けよう。」
 
 
と思った矢先、新婚カップルのお嫁さんの方が僕の存在に気づき台湾語で何かを伝えてくれている。「大丈夫だよ、待つから〜。」とジェスチャーだけで返す僕に、今度は彼の方がプリンター前を開けて何か言ってくれている。おそらく「僕たちプリント枚数が多いのでお先にどうぞ。」的なことを言ってくれたのだろう。
 
 
 
 
何て心優しいカップルだろう。
 
 
このカップルに限らず台湾の人は総じて優しい。こちらが困っていたりすると声をかけ助けてくれる人が本当に多い。
 
 
それに比べわざと咳払いなんかして存在をアピールする僕の心のなんと狭いことか。。
 
 
恥ずかしさと申し訳ない気持ちでいっぱいの僕は、ありったけの感謝の気持ちを込めて数少ない中国語で返した。
 
 
 
「謝謝!」
 
 
 
 
 
 
すぐさまプリンター画面に予約番号を入れて長女の写真をプリントするが、出て来た写真に驚愕する。
 
 
ドットが目立つほどに明らかに画質が悪い。「なんでこんなに粗いの??解像度高めの画像を登録したはずなのに!?」恐らく画像のせいではなくプリンタの解像度だろう。それこそ日本のネットプリントは「証明写真」のカテゴリがあるが、台湾とは言えここは海外。プリント事情を甘くみすぎていた。
 
 
「この写真で申請をゴリ押ししてみるか。」と一瞬考えたが、この画質では証明用に使えるとは到底思えない。門前払いを喰らうだろう。
 
 
 
写真を握りしめたまま立ち尽くす僕。だが悠長に考え込んでる時間はない。譲ってもらった新婚さんにお礼を言い、もうほとんど救いの眼差しでレジにいるバイト君に尋ねてみた。
 
 
「ここら辺に証明写真をプリントできる場所はないですか?」
 
 しばらくの沈黙のあと、「ああ!」という表情を浮かべたバイト君。レジ下から地図を取り出してきた。
 
 
「ここに証明写真用の機械がありますよ。」と指差したのは台北駅。
 
 
 
!!!
 
 
 
「証明写真用の機械!?あの、ボックスの中に入って写真を撮るやつ?」聞くと日本でおなじみの証明写真機がここ台湾にもあるらしい。しかも僕たちが降りた台北駅に。
 
 
 
まさに灯台下暗し。知らなかったとは言え、そんなものが台湾にあるとは思いもしなかった。
 
 
「ここ30分の頑張りは何だったの。。」
 
 
そんなことはなるべく考えないように、妻と子供たちが待つ台北駅へと僕は走る。
 
 
 
 
窓口が閉まるまで、残り1時間10分。
 
 
 
 
 
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