前回と前々回の記事では、徳島県上勝町のゴミステーションとその周辺施設に関してレポートしましたが、今回は僕たち家族が実際に宿泊した農家民宿「山挨(やまあい)」をちょっとだけご紹介します。
ゴミを出さない町、徳島県上勝町【前編】
ゴミを出さない町、徳島県上勝町【後編】
場所は、ゴミステーションから車で10分程度更に山の中へ入っていくように急な坂道を登っていきます。
急斜面にへばりつくような集落を抜ける細道の最後に民宿が見えてきます。
車を止めると家の中から元気なお母さんが出迎えてくれました。
「ようこそ、いらっしゃい!」
快く招き入れてくれ部屋へと案内してくれるお母さん。
「どうぞ、自分の家のようにくつろいでね〜」
1階部分に増築された日当たりの良い10畳程のお部屋。
お茶を飲み一息入れていると初めてなのに居心地が良く、
田舎のおばあちゃん家に帰ってきた感覚になる。
「落ち着くな〜。」
そうこうしているとお母さんが、
「もうすぐ夕ご飯の準備ができるから、その前にお風呂でもどうぞ〜」
と離れのお風呂を案内してくれました。

ゆったりと作られた檜風呂は家族4人で入っても広々。
まだ暗くなる前の棚田と遠くの山々を眺めていると
ため息とともに1日の疲れがドッと解放されるのを感じます。

しかもこの大きなお風呂は薪で沸かしているので
体を中からポカポカ優しく温めてくれます。
(薪はもちろん近隣の豊富にある間伐材を使用)

子供達もすっかりリラックスモードになり
お風呂を上がるとそのまま食堂に。
美味しい上勝の幸をいただき、その日はすぐに眠りに落ちました。
次の日の朝、朝食をいただいてから辺りを少し散策していると
お母さんが「こっちおいでー」と長女(3歳)に手招き。
庭にある川をせき止め天然の川魚を放流してくれるというのだ。
目をキラキラ輝かせる長女。
何をするのか言わなくてもわかるというように裸足になって夢中で魚を追いかける。
がやはり天然の川魚のスピードにはついていけない長女。
あきらめるかと思ったが徐々に目の動きが追いつき、次第に体の動きも追いつくようになってきた。
「やったーー!!」
とうとう川魚を素手で捕まえてしまった。しかも片手で。
長女の満面の笑みに、「やっぱり子供の遊びはこうだよね。」と笑顔になるパパ。
その後も青カエルを探したり、野いちごを摘んで食べたりと上勝の自然を大満喫の娘。一緒に遊んでいるお母さんも楽しそうでした。
農家民宿「山挨」(やまあい)
住所:徳島県上勝町大字生実字下野81-1
TEL:0885-46-0356
1泊2食付き ¥5,000

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